インフレ統計が株価上昇に拍車をかけ、米国利回りが低下
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インフレ統計が株価上昇に拍車をかけ、米国利回りが低下

Dec 02, 2023

[1/4] 2023年3月31日、米国ニューヨーク市のニューヨーク証券取引所(NYSE)の立会場で働くトレーダーたち。ロイター/アンドリュー・ケリー

[ニューヨーク 3月31日 ロイター] - 金曜日の世界株式市場は、週間ベースで4カ月半ぶりの大幅上昇に向けて軌道に乗り、2年米国債利回りは四半期としては過去初の低下を記録した。米国のインフレ統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクルの終わりに近づいているのではないかとの期待が高まったため、9回となった。

2月の米国の個人消費は緩やかに増加し、インフレは鈍化したものの、連邦準備理事会が今年もう一度利上げできる可能性があるほど十分な高水準が続いた。

追加データによると、最近の銀行危機の影響は抑えられたものの、差し迫った景気後退への懸念から2月の米国の消費者心理が4カ月ぶりに低下したことが示された。

5月の会合で25ベーシスポイントの利上げが行われるとの期待は約50%に低下し、利上げの可能性はこれほど高くないとみられている。

しかし、ボストン連銀のスーザン・コリンズ総裁は、インフレ統計はFRBの金融政策の方向性をまだ変えるものではないと述べ、ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁は、中銀の金利政策の今後について考える上で金融情勢が主要な要因になると述べた。 。

「フェデラル・ファンド先物は基本的に5月の25(ベーシス・ポイント)利上げをコイントスで織り込んでいるが、仮に利上げが行われればそれが終わりだとしているため、データがいつでもFRBに再利上げの理由を与えるわけではない」タカ派的に関与すれば、市場はそれを好むだろう」とベアード(ケンタッキー州ルイビル)の投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は語った。

「軟調だったわけではないが、ほぼすべての指標でコンセンサスを下回っており、コアデータはFRBが望むところに徐々に近づいている。」

ウォール街では米国株が上昇し、S&P500指数は3週連続で上昇して月を終えた後、2月15日以来の高値で取引を終え、2四半期連続の上昇を記録する見通しとなった。

第1・四半期に16.8%上昇したナスダック総合指数は、4四半期連続の下落を止めた。

この取引では、ダウ工業株30種平均(.DJI)は415.12ポイント(1.26%)上昇して33,274.15、S&P500(.SPX)は58.48ポイント(1.44%)上昇して4,109.31、ナスダック総合指数(.IXIC)も追加されました。 208.44ポイント(1.74%)の1万2221.91。

食品とエネルギーを除いたコア物価の伸びが加速したものの、3月のユーロ圏インフレ率が過去最大の低下となったことを受け、欧州株も上昇した。

汎欧州STOXX600指数(.STOXX)は0.66%上昇し、MSCIの世界株式指数(.MIWD00000PUS)は1.04%上昇し、11月中旬以来最大の週間上昇率を記録した。

月としては若干の下落となったものの、STOXX指数は四半期ベースで2年連続の上昇を記録した。 MSCI指数は5取引連続の上昇となる態勢が整い、過去2カ月で最長の連続上昇となり、連続四半期での上昇を記録した。

FRBが利上げサイクルの終わりに近づいているのではないかとの期待が、最近の米国債利回りの低下につながっている。 通常、金利期待に連動して動く2年米国債利回りは、4.023%の安値を付けた後、この日は4.7ベーシスポイント低下の4.052%となった。

2年債利回りは3月に約75ベーシスポイント(bp)低下したが、月としては当時金融危機下の2008年1月以来最大の低下となったが、9四半期ぶりに低下する見通しだ。

指標となる10年債は3.481%と、木曜終盤の3.551%から7ベーシスポイント低下した。 10年債利回りは月間で40ベーシスポイント(bp)以上低下した。

米国のインフレ統計を受けて投資家がFRBが欧州中央銀行より先に利上げサイクルを一時停止するとみているため、ドルは対ユーロで若干上昇した。

ドル指数は0.342%上昇し、ユーロは0.53%安の1.0843ドルとなった。 ドル指数は2四半期連続の下落ペースで推移している。

日本円は対ドルで0.08%安の1ドル=132.74ドルとなったが、この日の英ポンドの最終取引価格は0.42%安の1.2331ドルだった。

原油価格はこのセッションで上昇し、2週連続の上昇を記録した。

米国産原油は最近1.75%上昇し1バレル当たり75.67ドル、ブレント原油はこの日0.63%上昇の79.77ドルで決済された。

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ロイターの一斉調査によると、エコノミストらによると、オーストラリア準備銀行(RBA)は火曜日の突然の利上げに続き、9月末までに主要金利を4.35%まで再度引き上げ、その後年内は政策を維持する予定だという。